2019年12月28日土曜日

茶椀を作る Ⅷ

22日に前回Ⅶの鼠志野・鉄志野と右の飴釉茶碗を持参して木村先生を訪問、見ていただいた。

 結果「(鼠志野は)今までのと比べて格段にエエ! そっち(飴釉)は形も色もエエ」と言われた。近況など色々お話して、帰るときには「精進してください。」とも。
 
 そうか…自分がやってきたこと、今してることに自信を持ってエエんや! 

2019年12月6日金曜日

茶椀を作る Ⅶ

 ずーっと光悦を追いかけてきたが、手詰まり感が出た。相方を説き伏せて9月に車で6時間、諏訪の服部美術館へ不二山を見に行った。
 予想通り全く近寄れない。世界が違う。

 展示されていた光悦以外の茶碗も凄い。自分とどこが違うのかとジーッと考えたら、「品格」。無名の作者の渾身の作品と、それを見つける人の力量。

 相方が突然、宗入の黒い茶碗がイイと言い出した。今まで楽茶碗のどこが良いかわからないと言ってったのに…。この日から楽もレパートリ―に入ったようだ。
 
 僕は練り込み志野。白い土へ、180度対抗で巴のように埋め込まれた赤い土が斬新。

 帰ってからは色々トライ。その結果、教室の先生に協力してもらいながら作った鼠志野、鉄志野がそれらしく焼き上がった。

 昨日は割高台の萩、今日は練り込み志野をつくった。再来週教室へ持ち込む。少し視界がひらけたか?

2019年2月18日月曜日

茶碗をつくる Ⅵ

 
 教室で酸化焼成した6個に続き、木村先生がご自宅のガス釜で還元焼成して下さった6個が焼き上がった。

 
 媚茶の2個が自分のモノとは思えないほど美しく仕上がった。

 


 
 青の半筒茶碗は「七里」風にしたかったのに、またも失敗。
 相方は「高台が1ミリ低い!」
 
 脱帽!







2019年2月6日水曜日

茶碗をつくる Ⅴ

 左手中指を骨折したため、木村先生が12個を釉掛けして下さった。うち6個を陶芸教室で酸化焼成した。

「お茶の教室で、先生に見て戴き御意見を聞いたら?」と相方が言うので、青白1個づつ持って2日土曜の教室に出た。

 負傷中のため、お茶は次客で済ませて終了。片隅で2個を取り出していると、部屋へ戻られた先生が気づいてパタパタと茶人にしては高速で近寄って来られるので、2個を前に置き待つ。
Q:「つくられたの?」
A:「はい」
Q:「この青は何色?」
A:「松園、上村松園の青。トルコ青、トルコブルーです」
Q:「トルコブルーは私のラッキーカラーなんよ」
A:「そうですか」
Q:「この白いいね~」
A:「雪みたいで…」
Q:「わたしは初め虹かと思ったわ。こんなマイカップが欲しかったのよ…」

 日曜日に木村先生に6個の結果を見せに行き、この話をした。
 奥さんで手びねりの第一歩を教えて下さった暁子先生が「それは差し上げて、『もっといいのが出来たら買ってください』って言うのが一番いいよ」と言われてガッテン。
 
 相方の友人二人が作品を待っていたが、事情を話すと「茶人に使ってもらえるなんて名誉なことだから自分たちは次作を待つ」

 月曜日の夕方、お茶の先生に「次の教室の時に持参しますので、どうぞお使い下さい。」と伝えた。

 白い茶碗 口径10.3cm  高さ 7.0cm 高台径5.2cm  重量328gr

 

2019年1月18日金曜日

茶碗をつくる Ⅳ

 年末27日の抜針後かさぶたが取れ、年明け9日には包帯も外れたので、15日は2ヶ月ぶりで陶芸教室へ出た。

 茶碗と片口各1が焼成完、鶴首1、茶碗1が素焼き完、茶碗2、ぐい呑1、大皿1が乾燥完だった。
 鶴首は辰砂をかけ還元焼成、茶碗は飴釉で酸化焼成の棚に置いた。

 完成した志野茶碗と辰砂釉の片口を机に置き、リハビリを兼ねてぐい呑を作っていたら、
 おばさん①が片口を指差し「渋い色だね~」
 おばさん②が志野茶碗を見て「いい色だね~」

 自宅へ帰って、相方にその話をしたら「両方共いい色だし、形もいい。最近上手くなったね~」と言われた。

 16日はリハビリ。

 17日に木村先生宅訪問。
 11月に作った茶碗12個のうち6個を教室の窯で酸化焼成、残り6個を先生が還元焼成して下さるとのこと。
 白釉をかけた茶碗2個のうち1個は先生の模範をまね、他方は記憶の中の『ミロ 青Ⅱ』の模様を描き、残り4個とともに教室へ持ち込んだ。
 帰ってTASCHENの写真と比べたらカナリ違ってた。
 
 教室でリハビリに作ったぐい呑にも同じ自己流『ミロ青模様』を刻んだので、今後も使うことにした。



2019年1月1日火曜日

左手中指骨折 鈴鹿の山の雪

 左手中指を骨折して、11月13日に手外科医に手術して戴いた。手術中は麻酔が効いてるので痛くはないが、声や音は普通に聞こえた。
1.2、1.0、0.9、0.7…固定用ワイヤーの直径だなと思った。
 12月27日に抜針した後で、看護師さんが「たまに持って帰りたいという人がいるんだけど? 」と言われたので、「下さい」ともらってきた。
 あとはせッせとリハビリに励むだけ!


 鈴鹿の山に雪が降った。
地球は丸いので、明け方近くは山の高いところだけ陽があたり、谷あいの雪が山ひだをくっきりと際立たせ、とてもきれいに見えたが、写真にすると平板になる。
 どうすれば眼で見るように写るんだろう?