2014年8月11日月曜日

台風11号 地方自治体の危機管理

 入社して41年。そのうち10年ほど品質管理・保証部門で仕事をした。

 この仕事で避けて通れないのが、不具合を起こした時の処理。
 自動車部品を作ってるので、まず生命身体の安全はどうか、対象の範囲は何時から何時までかを把握するのが最優先課題だ。把握できたら回収するか、様子を見守るかを決める。

 教科書は佐々淳行さんの「危機管理のノウハウ」。何度も何度も読んでポイントを赤ペンでマークしてノートに移し、メモにして玄関のガラスにピンアップ、覚えるまで掲示、覚えたら剥がす。

 「眠れなかった夜、眠らなかった夜、果たせなかった子どもとの約束…何もなかったのと、何もないようにしたのとは違う。」

 この一節を読んだ時に涙が出た。ア~同じような仕事してる人がいるんだな~と。

 で、本論。

 特別警報なるものを出す方も受け取る方も、初めてのことなので、まごついたかもしれない。TVで見た気象庁の係官は声が上ずっていた。
 
 受けた側、四日市市は気象庁の丸投げで全域312,610人に避難指示。危機管理できる人間がいないことを暴露。

 松阪市は地域を特定し168,932人のうち13,901人に避難指示、まっとうな危機管理ができている。

 この差はなんだろう? (クリックすると画像が拡大します)



 



 



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