入社して41年。そのうち10年ほど品質管理・保証部門で仕事をした。
この仕事で避けて通れないのが、不具合を起こした時の処理。
自動車部品を作ってるので、まず生命身体の安全はどうか、対象の範囲は何時から何時までかを把握するのが最優先課題だ。把握できたら回収するか、様子を見守るかを決める。
教科書は佐々淳行さんの「危機管理のノウハウ」。何度も何度も読んでポイントを赤ペンでマークしてノートに移し、メモにして玄関のガラスにピンアップ、覚えるまで掲示、覚えたら剥がす。
「眠れなかった夜、眠らなかった夜、果たせなかった子どもとの約束…何もなかったのと、何もないようにしたのとは違う。」
この一節を読んだ時に涙が出た。ア~同じような仕事してる人がいるんだな~と。
で、本論。
特別警報なるものを出す方も受け取る方も、初めてのことなので、まごついたかもしれない。TVで見た気象庁の係官は声が上ずっていた。
受けた側、四日市市は気象庁の丸投げで全域312,610人に避難指示。危機管理できる人間がいないことを暴露。
松阪市は地域を特定し168,932人のうち13,901人に避難指示、まっとうな危機管理ができている。
この差はなんだろう? (クリックすると画像が拡大します)
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