2011年3月3日木曜日

リパッティ

 久しぶりに出張。

早く終わって大阪へ戻ったのでTower Records へ寄ってオーパス蔵盤リッパッティのグリーグ/シューマン・ピアノコンチェルト、ターリッヒ・チェコフィルのスメタナ・我が祖国、DECCA盤アシュケナージ10枚組みピアノコンチェルト集を買った。

リパッティは同じ48・49年音源のEMI盤CDがある。
が、オーパス盤が圧倒的にいい。EMI盤はフィルターをかけすぎてるので、ピアノの音の輝きがなく白々した風情で、これで初めてリパッティを聞いた若者は、こんなものかと思うだろう。

オーパス盤は素晴らしくピアノが輝く。
端正で格調の高い演奏に胸がジーンときて、ちょっと涙が出そうになった。

自宅にLPがあるはずだが、LPよりもっとリパッティの素晴らしさ高貴さが分ったように思う。
年をとって人生の深みが分るようになったこともあるかも知れない。

リパッティを知ったのは21歳。父も祖父も32歳で亡くなり、自分はどうかな?と思っていた頃に、32歳で白血病で亡くなった天才ピアニストと聞きLPを買った。
実際には33歳で悪性リンパ腫で亡くなったそうだ。

いま僕は62歳、長生きできてうれしい♪

0 件のコメント: